いつまでもここにいるわけにはいかなかったから運転席と助手席に座りなおした
「じゃ・・・今日は帰る?送ってくよ」
「・・・今日は家に帰りたくない」
「そういうワケにもいかないだろ」
「・・・性欲と一緒にいたい」
「・・・」
「・・・ダメ?」
「ダメだな・・・俺、今好きな奴いるから」
「・・・・・・・・・そうなんだ」
正直凄い迷った
でも今蜜柑と泊まるっていうのはちょっと違うとも思った
だから正直に言った・・・
蜜柑は友達(親友)に泊まりに行っていいかって電話した
OKをもらって、そこまで送っていった
サンダルを貸してあげて、その友達の部屋まで行くと言ったけど拒否された
その友達が部屋を知られるのが嫌だとか何とかで
「何か俺に出来る事あったら絶対言えよ!」って念を押して帰った
これが昨日の話
そして今日の話
昼前に林檎から「○○のマックで昼ごはん食べよう」とメールが来た
何の考えもなしでOKした・・・まあ昼メシはどこかで食わないとダメなわけだし
行ったらすでに林檎がいた
「おまたせ」
「遅かったね」
「そうでもないだろ?」
「遅いよ」
と、何か険悪な雰囲気・・・
何かあるなーと思ったら
「連休中1回も連絡くれなかったね」
と切り出された
「あー忙しかったんだよ・・・色々」
「私たちって付き合ってるんじゃないの?」
「んー付き合ってるんだろうねぇ・・・」
「じゃあ何で連絡くれないの?いつもいつも私からばっかりメールして・・・
返事も来たり来なかったりだし、真剣に考えてるの?」
「・・・俺なりには考えてるよ」
「嘘!」
あーめんどいめんどいめんどいめんどい・・・もう我慢の限界だった!
「ああ、嘘だよ。あの時勢いで付き合おうって言ったけど、本当はやりたいだけだった」
これ言った瞬間林檎絶句・・・
「本当に遊びだったの?」
「うん」
「サイテー」
って林檎帰っちゃった
周りの人達はジロジロ見てるし・・・
確かに俺は最低だよ、コテも最低に変えようかとか色々思ってたなこのとき